デュオリサイタル with 萩原尚子さん

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今年は余裕のない一年かしら。
常に焦っている感じがする。今も年末までの手帳を見るのが怖い。
でも、一度音を出すと心が音楽にふっと入っていけるから不思議だ。
本当に音楽に助けられているなぁ。

11月21日から24日にかけてヴァイオリニストの萩原尚子さんとのデュオリサイタル。
愛媛県松山のアンディームジーク愛媛さん主催のコンサート。
そしてアウトリーチでの興居島での「島の音楽会」
名古屋、スタジオ・ハルでのリサイタル。
連日のコンサート、そして愛媛〜名古屋の旅行だった。
今回、初共演となる萩原さんとのコンサートはとびっきりのものとなった。

尚子ちゃんとの初めてのリハーサルの時の感動をなんと表現したらいいのだろう。
たまらなくワクワクして、こんなに音楽の方向性がぴったりくる人っているのかなと驚いた。
さらに彼女のテンポ感、間の取り方、特に小節線をまたぐ時のテンポなどはすぐに吸収したいと思うようなものだったし、弾いていて「そうだよね、そうだよね、そうなんだよ!」と言いたくなるほど全てに納得できる。
私の示すハーモニーにぴったりの音程感、バスラインにすんなり乗ってきてくれるメロディ。
長年探し続けたパートナーに出会えたような感動!
会話を楽しむようなシューベルトのソナチネは時には幸せに、時には訴えるように、時には内緒の話のように語り合える。
ブラームスは一番ぴったりで一緒に弾いているとどんどんインスピレーションが湧いてくる。
ベートーヴェンのクロイツェルは、交響曲を知り尽くしている彼女の躍動感、強弱の捉え方はとても勉強になった。
本番でもそのワクワク感は変わらず、3回の本番全てが素晴らしかったし、毎回毎回変化していった。楽しいってこういう事だったんだな。

いつもながら松山の方の優しさにほっとして、アンディームジーク愛媛の皆さんの音楽を愛する気持ちに感動して、興居島の藤内さんの島を愛する気持ちや島の人達から愛される様子にぐっときてしまった。松山は本当に私にとって大切なところ。
そして今回初めて演奏した名古屋のスタジオ・ハルの心地よさ、ベーゼンドルファーの響きの美しさ、そしてそこでも松岡ご夫妻と岩月さんの音楽を愛する心に感激した。

この先の音楽人生に大きな影響を与える4日間だった。

CD情報

諸田由里子 ピアノ・リサイタルII
ドビュッシー「版画」

2010年1月25日発売。
諸田由里子 ピアノ・リサイタルII
ドビュッシー「版画」イメージ
ショパン:ノクターン No.1Op.9-1 No.4 Op.15-1 遺作 マズルカ No.32 Op.50-3 モーツァルト:ピアノソナタ第13番 B-dur K.333 ドビュッシー:アラベスク 版画 月の光
WWCC-7633 ¥2,625(税込)


Profile


諸田由里子 Yuriko Morota
ピアニスト Pianist

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