新しい時代へ

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新しい時代への移行が始まっている気がする。

物質が豊かでお金持ちが成功者の証という世界から、精神的に豊かさや人との信頼関係や絆を大切にする世界へ。

なんとなく2年前くらいから漠然と感じていたのだが、震災をきっかけにその移行が早まっているように思う。


何が自分にとって大切か、どんな時間を持つことが幸せに感じるか。

今まではなんとなく「大切なものはこんなものです」「幸せってこれです」という一般的な価値観を

知らず知らずのうちに持っていたように思う。

例えばちょっと前の「勝ち組負け組」とか、雑誌に「これを持つのが大人のアデージョ」とか

幸せの基準が与えられていた気がする。

私は結構あまのじゃくなので自分なりの幸せ感を持っていた方だが、

それでも知らず知らずのうちに作られた価値観が侵入してきて、自分をこんなんじゃだめだと哀れんだり、

情けないと思ったり、妙にあせってみたりした。


でも、最近は強く強く思う。

幸せは自分で決められるし、そうでないといけない。

なぜなら人から与えられた幸せの価値観を追い求めても、結局は精神的充実感は得られないからだ。

ただここで一つの問題がおこってくる。

自分の幸せ感を追求することは結構難しいのだ。一つには自分の欲求に素直に従ってこなかったことも難しさの一つ。

無難な方を選んでしまったり、強く意識していないと「まぁ、いっか!」と欲求を隠したりする。


断捨離という言葉がはやれば、モノを買って経済をよくしようと言われる。

経済は大切だが、今までの経済の流れとは変わって行くはず。

こうすればこうなるという、過去の経験にとらわれていてはダメだと自分に言い聞かす。


ここで自分の人生のこれからの方向をはっきり決めていこうと思う。

私の好きな時間...音楽に没頭している時、練習していて新しい世界が見え始めた時、

誰かとアンサンブルをしていて音楽が交じり合う瞬間、コンサートに向かって練習が盛り上がって行く時、

コンサートでの緊張感、猫との時間、夫とくだらないことで爆笑している時、友人達とまったりと過ごす時、

おいしい食事、旅をすること、素敵な人に出会う瞬間。

こんな時間を過ごしながら、ほんの少しの大好きなモノに囲まれて過ごす。

きっとこれが私が幸せだな~と感じる私にとっての幸せ価値観だ。


勇気を持って自分の幸せのために生きようと思う。

そして、村上春樹さんのように、自分の言葉で自分の考えをきちんと言える人間になろう。

それが真の表現者だ。



CD情報

諸田由里子 ピアノ・リサイタルII
ドビュッシー「版画」

2010年1月25日発売。
諸田由里子 ピアノ・リサイタルII
ドビュッシー「版画」イメージ
ショパン:ノクターン No.1Op.9-1 No.4 Op.15-1 遺作 マズルカ No.32 Op.50-3 モーツァルト:ピアノソナタ第13番 B-dur K.333 ドビュッシー:アラベスク 版画 月の光
WWCC-7633 ¥2,625(税込)


Profile


諸田由里子 Yuriko Morota
ピアニスト Pianist

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